干し芋作りの歴史

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茨城県は、干し芋の生産量のトップを誇り、東海村・ひたちなか市・那珂市でその大部分(約9割とも言われています)を生産しています。

甘薯切干芋 (照沼の公式オンラインショップで販売中)

干し芋発祥の地は静岡県で、その後茨城県の那珂湊・阿字ヶ浦(現ひたちなか市)に伝わったのは今から約110年前と言われています。現ひたちなか市で干し芋生産が拡大したのは、「冬に強い海風が吹く」といった気候条件に加え、当時、財政破綻の瀬戸際にあった村の立て直しを図るために、干し芋製造を柱に村をあげて研究を重ねたといった歴史があります。干し芋の歴史詳細は、是非「ほしいも学校」のホームページをご参照ください。

昔から軍食や保存食として重宝されつつ、さつまいもの品種改良も進み、今ではねっとりとした食感に濃厚な甘みの干し芋をスイーツ感覚で食される人も増えています

当社では、現在「紅はるか」という品種をメインにして干し芋を製造してします。

さらに自然本来の滋養をそのまま恵んでもらうために、有機栽培(栽培期間中に農薬や化学肥料・除草剤を使わない:オーガニック)でさつまいもを栽培し、当然無添加で干し芋を丹精込めて作り上げています。

干し芋作りは、今でも昔から変わらず、人の手で、一つ一つ丁寧に生産しています。一口嚙んでみて、丸ごとの自然の味を堪能しながら、 体に良い食生活を積み上げていければいいですね。

干し芋生産の様子

ほしいも学校に関して

茨城県・ひたちなか及び東海地域で生産される干し芋を、あらゆる角度から分析・研究し、干し芋を通して人の営みと環境を考え、未来へと繋ぐプロジェクトです。当社含めた干し芋生産者、ひたちなか市の商工会を中心に活動に取り組み、「キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」などの作品で著名なデザイナー佐藤卓氏も深く活動に関わっています。

当社のこだわりの干し芋は、照沼の公式オンラインショップでも販売しています。是非、干し芋の通販もご利用ください!